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子供の歯の矯正方法

1期治療はどんなことをするのか

歯並びに異常があると、虫歯やかみ合わせによる顎関節の異常につながったりします。
一生使う永久歯の歯並びを整えるための準備として行うのが1期治療です。
中でも、かみ合わせの異常については、成長期までに行うことが望ましいといわれています。
上顎前突(出っ歯)よりも下顎前突(受け口)の治療の方が、早くスタートさせた方が良いといわれています。
6歳くらいから10歳までの間に行うことが望ましいです。
上顎と下あごの成長速度が異なるために生じる不正咬合なので、成長を抑えたり、逆に促進させたりという調整を行います。
骨格の以上から見られる場合は、口腔内に入れるバイオネーターという装置や、ヘッドギアなどを装着することもあります。

2期治療はどんなことをするのか

1期治療で永久歯の生えてくる方向を整えた後、歯列を整える目的で行われるのが2期治療です。
1期治療でしっかりと永久歯の歯列が整っている場合は行わないこともあります。
通常、永久歯が生えそろった12~16歳くらいに行うことが一般的です。
また、逆に、2期治療だけ行うこともあります。
1期治療をしていた方が、2期治療が軽く済んだり、抜歯をしなくて矯正できる可能性が広がる、というメリットがあります。
使う装置は、大人になってからの矯正で使用する装置とほぼ一緒です。
ブラケットを歯に付け、ワイヤーで引っ張るタイプのものが一般的ですが、最近は透明で装着していても目立たないマウスピース型の矯正装置を使用することもあります。
ただし、ワイヤータイプと比べると、効果は控え目であるようです。
取り外しができ、洗うことができるので、矯正治療中の虫歯の心配が軽減できるという所は魅力的でもあります。


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