矯正治療の前の注意点

歯科矯正を成功させるには
歯科矯正の目的は、美しい歯並びであるとともに、正しいかみ合わせにすることです。
しっかりと噛むことができる正しい歯並びを実現させるには、顎や顔を構成している骨格についての理解もしっかりと持っていることが歯科医師には求められます。
特に、成長期である子供の矯正治療は、症状の程度や開始年齢によっても様々ですので、当然、治療結果には限界が存在します。
技術力の高さや経験値はもちろん、患者、あるいはその両親の希望をヒアリングしたうえで、これから行う治療方針の設定、想定される治療結果の予測について、しっかりと説明をしてくれる歯科医師を選ぶことも重要です。
また、治療中も、状況の説明と軌道修正も柔軟に対応してくれる、相談しやすさもポイントです。
歯科矯正治療の認定医・専門医について
歯科医死の免許を持っているからと言って、全ての歯科医師が矯正治療ができるわけではありません。
矯正治療をするには、歯科医師免許を取得した後に歯科大学矯正歯科で改めて専門的な教育と研修を受けることが必要とされているのです。
日本国内の歯科医師は10万人。
そのうち、矯正歯科治療を行っているのは3万人で、さらに、日本矯正歯科学会が行う専門知識と診療技術に対する資格試験に合格した「認定医」といわれる歯科医師は約2500人しかいません。
わずか2.5%という貴重な存在なのですね。
歯科矯正治療を検討する際は、認定医である歯科医師を選ぶ、ということも、ポイントかもしれません。
少なくとも一定のレベル以上の技術と知識を備えた歯科医死であることは間違いないといえるでしょう。