
子供の顎は小さくなっているの?
人間の歯は、先に乳歯が生えます。 そしてその後、成長するに従って生え変わっていき、やがて一生使うことになる永久歯になるのです。 歯科矯正、一生使う永久歯になってから、と考えている方も多いと思います。 しかし、乳歯のうちから治療を行っておくことにも、きちんとした意味があるのです。
子供のうちから歯科矯正をした方がいいの?
人間の歯は、先に乳歯が生えます。 そしてその後、成長するに従って生え変わっていき、やがて一生使うことになる永久歯になるのです。 歯科矯正、一生使う永久歯になってから、と考えている方も多いと思います。 しかし、乳歯のうちから治療を行っておくことにも、きちんとした意味があるのです。
子供の歯科矯正は、大きく2段階に分かれています。 1期として、乳歯から永久歯に生え変わる6歳~小学校低学年までの間に行う治療。 そして2期が、永久歯に完全に生え変わった小学校高学年~中学生の間に行う治療です。 1期の治療は、永久歯が生えるための骨格を整えていく治療、2期の治療は、歯列を整えていく治療です。
歯科矯正治療には、専門的な知識はもちろん、治療によって得られる成果の予測も重要になります。 これから生えてくる歯の瞳孔を予測して治療するわけですからね。 そのため、治療してもらう歯医者さん選びはとても重要です。 どんなことに気を付けて選ぶとよいのでしょう。
近年は、軟らかい食べ物が好まれています。
それが影響して、子供の顎が小さくなっている、といわれています。
歯並びが気になる方が多いのもこの影響が大きいです。
しかしこの情報、実は少し間違っています。
40年前と現在のお子さんの顎のサイズを比較すると、実は幅も奥行きも小さくなってはいません。
それどころか、わずかに拡大してすらいます。
ただしこれは、歯についても同様です。
永久歯を全て横に並べた総和のサイズは、上顎で5㎜、下顎で3㎜の増加です。
これに比べて、顎の方は、横幅はそれほど変わらず、奥行の方が1.5㎜の拡大にとどまっています。
つまり、顎の拡大よりも、歯の方が拡大率が高く、さらに、奥行が広がっていることによって、歯並びが前に突き出していく、あるいはデコボコ(叢生)になりやすい状態になっているのです。
顎よりも歯の拡大率が大きいために、相対的に顎が狭く小さくなってしまっていると言えるでしょう。
歯や顎の拡大は、40年前と比較して、食生活が豊かになり、健康状態が向上したことが要因であると考えられています。
顎の大きさが歯に比べてあまり拡大していない原因は、昨今の子供の食生活にあります。
昨今の子供は、柔らかい食べ物を好む傾向にあるのです。
柔らかい食べ物は、あまり咀嚼しなくとも飲み込むことができます。
よく噛まないということは、顎に負荷がかかりません。
そのため、顎の筋肉を使う頻度が少なくなり、筋肉が大きくならず、顎の幅も増えない、ということなのです。
さらに、噛む力が弱くなっていくと、顎を閉じる力も弱まります。
口をぽかんと開けたままにすることが増えたり、口呼吸をする習慣がついたりしてしまいます。
口をしっかり閉じることは、内向きの力が働くことになりますが、それをしなくなることで、より、前方に成長していく傾向が出てしまうのです。
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